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第9回特別展

会期:2008年10月4日(土曜日)から11月24日(月曜日・祝日)

会場:歴史博物館特別展示室

関連行事

特別展記念講演会全2回をおこないました。

 

 

開催にあたって

平成16年、御所市において二光寺廃寺の発掘調査がおこなわれました。その際出土した、仏の姿を粘土板上に浮き上がらせたせん仏の数々は、良好な保存状態をたもっており、その美しさで世間の耳目を集めました。

二光寺廃寺の例に限らず、葛城地域はせん仏の出土する古代寺院が数多く分布しています。葛城市においても当麻寺、石光寺、只塚廃寺、加守廃寺といった古代寺院から、同様のものが出土していることは、実はあまり知られていないのではないでしょうか。

今回の展示会では、これら市内出土のせん仏の紹介にとどまらず、奈良県内外で出土しているせん仏のうち、優品を集めて展示をおこないます。

展示会タイトルは「輝く美のせん仏」としました。せん仏の美しさは、展示資料を見ていただければ十分おわかりになると思います。また、冒頭に「輝 く」としたのには二つの意味があります。せん仏の多くは、本来金箔が貼られ金色に輝いていました。まずはその部分を暗示したいと思いました。次に、せん仏 が使用された白鳳時代に思いを馳せた時、当時の人々が祈りの対象としてのみならず、大陸風の先端装飾品としてなど、さまざまな感慨をもって見つめいていた であろうということが想像されました。ただ見た目が金色に輝くという意味だけでなく、いろいろな意味で輝いていたのではないか、そういった想像も含めてこ の「輝く」という言葉をいれてみました。

皆様の目の前にあるせん仏は、金色の輝きを失ってはいます。しかし、時代を超えて心の中での輝きを感じていただければ幸いです。

◎表示の都合上「せん仏」とかな表記しています。実際の展示会では、漢字表記をしています。

展示構成

1.せん仏の世界

2.二光寺廃寺

3.葛城のせん仏

4.せん仏の源流

主な展示品

夏見廃寺 せん仏一式 (名張市教育委員会)

川原寺裏山遺跡 方形三尊せん仏 (明日香村教育委員会)

二光寺廃寺 せん仏一式 (奈良県立橿原考古学研究所)

只塚廃寺 方形十二尊連坐せん仏 (奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)

ほか

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