笛吹神社 ■かつらぎにいますほのいかづちじんじゃ(ふえふきじんじゃ)
■鎮座地:葛城市笛吹448
■御祭神:火雷大神・天香具命・植安姫神
■その他、『葛木坐火雷神社のおんだ祭』の項にて紹介

■11月15日、葛城市の笛吹神社(葛木坐火雷神社)に伝わる「鎮火祭」の行事が厳かにとり行われました。
神社に祀られている火の神、火雷大神の心を鎮めるために行われるこの神事には、防災を祈願する意味も込められています。いつからこの神事が始まったか定かではありませんが、一時廃れていた儀式を復活させようと、5年前から行われています。

■「生活には欠かせないものですが、火はひとつ取り扱いを間違えると大惨事にもつながりかねません。この行事は火の神を鎮める意味と、生活の基本である火に感謝する意味合いを込めて行っています」と、持田照久宮司(30歳)。廃れてしまった行事を復活させたり、神事に音楽を取り入れるなど、伝統行事の継承に積極的に取り組んでいます。
「伝統行事はできるだけ多くの人に知ってもらいたい。しかし、イベント化してしまわぬよう、常に元来のいわれを汲み厳粛に行うよう心掛けています」。若い宮司さんの心意気が伝わってくる、伝統的な中にも新鮮さが感じられる祭事でした。
 

神事開始     防火を祈願
午前10時より拝殿にて神事開始。各大字の役員や氏子代表が顔を揃えた   葛城市消防団も正装して防火を祈願
「火起こし」の神事   火種を皿にうつして本殿の御前へ
宮司による「火起こし」の神事。レトロな発火器具「火きりろくろ」を使うのは結構力がいります   火種を皿にうつして本殿の御前へ
火の神を鎮める祝詞を奉上する   水、土、水苔をかけて火の神を鎮める
火の神を鎮める祝詞を奉上する   水、土、水苔をかけて火の神を鎮める。どうぞ、今冬も葛城の地を火災からお守り下さい