護摩祈祷は、密教寺院で行われている祈願法のひとつで、不動明王の智慧の炎を以て煩悩や罪障を焼き尽くす作法です。導師によって炎に投じられる板(護摩木)に願い事を書くと、火煙とともに神仏に通じるとされています。
「護摩」とは梵語で「ホーマ」(homa:焚く、焼く)といい、およそ4000年前の古代インドの儀礼から仏教に取り入れられた秘法です。日本には仏教伝来とともに断片的に伝わり、平安時代に弘法大師(空海)により完全な形で唐より請来されました。

當麻寺では金堂に祀られる不動明王の前で代々護摩祈祷が修せられ、昭和中頃の松村實照大僧正(中之坊五十五世)の代まで続いていました。
しかし、文化財に対する火災への懸念から、大事をとって金堂での護摩祈祷は中将姫剃髪堂(中之坊本堂)に場所を移して行われるようになりました。現在は、中之坊書院に隣接して護摩堂が建立され、そこで毎月1日に欠かさず護摩祈祷が続けられています。

○ 毎月1日の午後1時より護摩祈祷を修しています。
○ 護摩木への祈願はいつでも書くことができます。