中将姫髪供養会・諸願祈祷祭
- 葛城市當麻 當麻寺中之坊 - 6月16日

 天平宝字7年6月15日、中将姫は中之坊西御堂(現:中将姫剃髪堂)にて剃髪し、「法如」の名を授かって尼僧となりました。翌16日、法如は剃髪した毛髪を糸として、阿弥陀三尊の梵字を刺繍し、それをお供えして、「みほとけの御姿が眼前に現れますよう」と導き観音様に祈願されました。すると翌17日、その願いに応じて阿弥陀仏の化身があらわれることにより、當麻曼荼羅が完成することになっていくのです。
   當麻寺中之坊ではこの故事に因み、曼荼羅発願の6月16日に、参列者が自らの毛髪を納め、さまざまな願いを祈願する法会が行われています。
現在の「髪塚」は、株式会社ワイエムサイエンス村井善雄氏(故人)により、平成10年に建立されたもので、毛髪を供養することで、あらゆるものに感謝の気持ちをもつ意味が込められています。
毎年6月16日午後2時より、散華、法楽太鼓、声明などのほか、奏師による音楽献奏などで、荘厳な法会が厳修されます。
参列者は、まず中将姫の刺繍の前で髪を少し切り、その髪を法会の際に手ずから髪塚に納めることができます。また、参列者が申し込んだ祈願は、導師によって御宝前に読み上げられます。