諸鍬神社 ■もろくわじんじゃ
■鎮座地:葛城市弁之庄119-1
■祭神:品陀和気命 息長帯比売命 玉依比売命
■拝殿は入母屋造り、間口六軒もある立派な建物。鳥居は境内にもあるが、一の鳥居は百余メートル離れた南にあり、八幡宮の額が掲げてある。桑山氏の産土神を祀る。

1月9日、葛城市内の神社のトップを切り、弁之庄諸鍬神社でおんだ祭が行われました。五穀豊穣を祈願して、古式にのっとりお田植えの神事を執り行う伝統行事です。
午後2時からの神事の後、忌竹に囲まれた神殿での田植えの所作が行われました。牛が鋤を引き馬鍬で田をならした後、松葉を苗に見立てての田植え。牛がのんびりしすぎているので、牛使いが「こら、もっと早よ引かんかい」と叱りつけます。周囲からは笑い声が上がります。

牛が鋤で田をならします 松葉を苗に見立てての田植え
境内は人でいっぱい 皆こぞって餅を拾い集めます

3時になると、人でいっぱいになった境内で御供まきが始まりました。色とりどりの餅がまかれるたび、どっと歓声が上がり、皆こぞって餅を拾い集めます。冬の青空に向かってまかれた餅はあっというまになくなり御供まきは5分ほどで終了。
「いつもやったら横殴りの雪が吹きつけたりするのに、今日はほんまにええお天気で」と、神主さん。桑山氏の産土神を祀る諸鍬神社の歴史は古く、現在の地に復祀して150年ほどになります。春をよぶ古式ゆかしいお祭りを、今後も大切に守り続けてほしいものです。