インターネット上の人権侵害について
インターネットは手軽に多くの情報を集めることができるとともに、誰でも容易に情報を発信し、コミュニケーションの輪を広げることができ、私たちの生活に欠かせないものとして急速に普及しています。
その反面、匿名で、どのような情報でも簡単に発信できることから、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などインターネット上において、他人を誹謗中傷したり、差別を助長したりする情報が掲載されるなど、人権にかかわる問題が多数発生しています。
インターネットにおける人権侵害の特徴
- 匿名での情報発信が可能なため軽い気持ちで誹謗中傷などを書き込んでしまう
- 間違った情報や悪意のある情報でも簡単に拡散されてしまう
- 原因となった書込などを削除しても転載されていたりして削除が難しい
インターネットを正しく使うために
インターネットを利用する上で加害者にも被害者にもならないために、次のようなことに気をつけましょう。
- 相手の立場に立って表現する
対面のコミュニケーションと同様にインターネット上においても画面の向こう側に相手がいます。相手のことを想像し、相手の立場や気持ちになって表現することが必要です。
- 他人の悪口や差別的な書込をしない
インターネット上では匿名で意見を書き込むことができますが、他人を誹謗中傷したり、特定の地域や団体等への差別を助長したりするような書込とならないよう、書き込む前にもう一度冷静に考えましょう。
- 誤った情報や根拠のないうわさを書き込まない
うそや不確かな情報もインターネット上に書き込んだ場合、その情報が独り歩きして、正しいものとして広まってしまうおそれがあります。
- 他人の個人情報を勝手に書き込まない
特定の個人の氏名や住所、電話番号を書き込んだり、写真を掲載することはプライバシーの侵害となります。
- 正しい情報かどうかを冷静に見極める
インターネット上の情報は、すべてが正しいとは限りません。正しい情報かどうかを慎重に判断し冷静に行動しましょう。
(注意)
- 個人情報や誹謗中傷の書込は、名誉棄損罪等の犯罪として罪に問われる可能性があります。
- 匿名の書込であっても発信者を特定されることがあります。

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この記事に関するお問い合わせ先
市民生活部 人権政策課
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更新日:2023年01月11日