三ツ塚古墳群(みつづかこふんぐん)

更新日:2021年03月01日

説明

南阪奈道路の建設にともなう調査で発見された古墳群です。
この古墳群は尾根の上でなく、南側斜面に築造されています。
古墳がつくられた期間は、6世紀末ごろから7世紀末までです。ほかに9、10世紀の古墓も見つかっています。


三ツ塚古墳群からは国際交流を語る上で、注目すべき遺物が出土しています。「漆塗り革袋」と呼ばれるそれは、7世紀末頃のお墓の副葬品としておさめられていました。
革袋の大きさは、縦横20センチメートル程度の箱型に近いものです。中央に花びらをかたどった金属製の飾りと、帯を通すための金具が付けられています。
この革袋は、中国「唐」のものである可能性が高いと考えられています。三ツ塚古墳群に葬られた人びとのなかに、唐に渡り活躍した人がいたのかもしれません。

所在地

葛城市竹内

アクセス

近鉄磐城駅より徒歩30分

この記事に関するお問い合わせ先

歴史博物館
奈良県葛城市忍海250番地1
電話番号:0745-64-1414
ファクス番号:0745-62-1661

メールフォームによるお問い合わせ