寺口忍海古墳群(てらぐちおしみこふんぐん)

更新日:2021年03月01日

両脇に草木にの生えた斜面の中にある寺口忍海古墳群の石室入り口の写真

説明

 葛城山東麓一帯は、屋敷山古墳や火振山古墳など、古墳時代中期の前方後円墳とともに、限られた地域に直径10メートル前後の小さな丸い古墳が密集してつくられた群集墳があります。

寺口千塚古墳群・笛吹古墳群群・山口千塚古墳群などは、古くからよく知られたこの地域を代表する群集墳で、寺口忍海古墳群もそのひとつです。

寺口忍海古墳群には、総数200基以上の古墳がつくられていたと推定されます。5世紀後半から7世紀初めにかけて、つくり続けたようです。

横穴式石室を、当初から採用しています。副葬品(ふくそうひん)に、鍛冶(かじ)の道具をもつものもあり、鉄器生産にあたっていた人びとの墓ではないかと考えられています。そこには、渡来人も数多く含まれていたと推定されています。

所在地

葛城市寺口1563(葛城山麓公園内)

利用時間

午前9時から午後5時

アクセス

近鉄御所線忍海駅より徒歩45分、駐車場有

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歴史博物館
奈良県葛城市忍海250番地1
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ファクス番号:0745-62-1661

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