特別陳列「観音菩薩立像 -今在家観音寺の仏像-」
特別公開『観音菩薩立像 -今在家観音寺の仏像-』

会期
平成25年12月20日(金曜日)から平成26年1月19日(日曜日)
(注意)年末・年始の休館日は、12月28日(土曜日)~1月4日(土曜日)
観覧料
一般 200円(20名以上の団体料金:160円)、高校・大学生 100円(20名以上の団体料金:80円)、小・中学生 50円(20名以上の団体料金:40円)
その他
(注意)その他、歴史博物館については、下記のリンクをご覧ください。
開催にあたって
葛城市の北部、今在家区に所在する観音寺本堂の改築工事にともない、本堂の本尊である「観音菩薩立像」(平安時代)を、当館においてお預かりすることとなりました。
また、観音寺及び関係各位のご協力により、このたび、本像を当館展示室にて、出品させていただく運びとなりました。
本像は、当初は頭部から足先、その下の蓮肉部まで一材を彫り刻んで造られたと考えられる、平安時代の一木造の仏像です。
像高は約56センチメートルと小像ながら、全体的に均整のとれたプロポーションで、腹部は細く括れ腰部分は重量感があり、安定した姿で台座の上に立っています。
そして顔の表情は、厳しそうな目の奥に静かな慈愛をたたえる眼差しをしています。
また、天冠の上に前髪を結上げ、部分的ながら正面に天冠を見せる髪形などは個性的で、一風異なる風貌は同時代の他の観音菩薩像にはあまり見られない本像の特徴であるといえます。
門外不出であったこの観音立像が、寺を離れて博物館などの場所で公開されるのは、今回が初めてとなります。
この機会に、葛城市内のすばらしい歴史文化遺産の中のひとつをご鑑賞いただければと思います。
展示品
観音菩薩立像(観音寺蔵) 1躯
更新日:2021年03月01日