特別陳列「當麻寺菩薩面と古代の匠のプロフィール」
特別陳列・當麻曼荼羅完成1250年記念『當麻寺菩薩面と古代の匠のプロフィール』
会期
平成24年12月22日(土曜日)から平成25年1月20日(日曜日)
展示解説
平成25年1月12日(土曜日)午後2時から
「特別陳列展示説明会」
- 講師:吉岡昌信(本館主幹)
- 場所:葛城市歴史博物館2階「あかねホール」
- 入場:無料
開催にあたって
當麻寺の伝承によれば、天平宝字7年(763)6月、中将姫により約4メートル四方の「當麻曼荼羅」が蓮糸で織り上げられた、と言われています。そして、その時から数えて、来年の平成25年(2013)は、當麻曼荼羅完成1250年の記念の年になります。
このことから、當麻寺練供養会式で8年前まで使用されていた「菩薩面」(鎌倉から江戸時代)28面すべてと、昭和33年の本堂解体修理時に発見された「墨書男性人物落書き板」(平安初期)を中心に、関連資料を一堂に集め、特別陳列を行います。
特に、古い菩薩面すべての公開は、8年ぶり。また、門外不出とされていた28面の菩薩面すべてが博物館に出品されるのは、今回が初めてです。
鎌倉時代から現代に至る約800年間、人々の願いと、心からの祈りの声を、練供養会式の橋の上で聞き届けてくださった、菩薩の面を鑑賞できる絶好の機会となります。優しく、また力強く迫力のある菩薩面を、ぜひ間近でご観覧ください。
主な展示品
- 菩薩面 28面(鎌倉~江戸) 當麻寺蔵
- 墨書男性人物落書き(平安初期) 當麻寺蔵
- 當麻曼荼羅 (鎌倉) 當麻寺中之坊蔵
- 當麻曼荼羅縁起絵巻(江戸) 當麻寺奥院蔵
ほか
展示協力機関
當麻寺 奥院 護念院 西南院 中之坊
更新日:2021年03月01日