夏季企画展「飛鳥古京 西部戦線の守り ―壬申の乱と葛城―」

更新日:2024年02月19日

令和4年度夏季企画展ポスター

展示パンフレット

会期

令和4年8月27日(土曜日)から10月9日(日曜日)

休館日

毎週火曜日、第2・第4水曜日

観覧料

一般 200円(20名以上の団体料金は160円)
高校生・大学生 100円(20名以上の団体料金は80円)
小・中学生 50円(20名以上の団体料金は40円)

開催にあたって

今年は、古代史における最大の戦乱とされる壬申の乱(672年)が起きてから、1350年にあたります。このことをきっかけとして、この戦いについて紹介するとともに、その時、葛城地域で何が起きていたのかを考えるパネルによる展示会を企画しました。

壬申の乱は、近畿のみならず、岐阜県の一部にまでおよぶ広い範囲で展開された戦いでした。そのなかで、とくに奈良盆地での戦いに焦点をあてました。

大海人皇子が率いる吉野方が、大友皇子が率いる近江方が駐屯する飛鳥古京を襲撃し、掌握することから大和での戦いは本格化します。大和奪還を目指す近江方に対し、吉野方は防衛のために戦い続けます。

古墳時代以降の葛城地域は、河内地域との交通路が発展した奈良盆地西部の玄関口としての役割を果たしていました。その交通路を進軍してくる近江方に対し、吉野方も兵を配置して対抗します。この時、葛城地域の豪族たちが吉野方として参軍し、大和防衛の戦いに身を投じます。苦戦を強いられるなかで、吉野方にとって起死回生となった戦いが「当麻葦池の戦い」です。この戦いでの勝利により形勢が逆転し、吉野方は近江方を大和から撃退することに成功します。

壬申の乱のなかでも節目となった当麻葦池の戦いが大和での戦いにおいて果たした役割と、奈良盆地西部での戦いに参加した葛城地域の豪族たちに、ご注目ください。

展示構成

令和4年度夏季企画展 展示風景

展示室のようす

  1. 壬申の乱勃発
  2. 街道の守り
  3. 西部戦線攻防
  4. 大倭(やまと)動乱なし

この記事に関するお問い合わせ先

歴史博物館
奈良県葛城市忍海250番地1
電話番号:0745-64-1414
ファクス番号:0745-62-1661

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