第24回特別展「葛城の古墳時代 渡来人と暮らす ーしごと・くらし・はか―」

会期
2023年10月21日(土曜日)から12月17日(日曜日)
11月18日・19日は、「関西文化の日」につき、無料でご入館いただけます。
休館日
毎週火曜日、第2・第4水曜日
観覧料
一般 200円(160円)
高校生・大学生 100円(80円)
小・中学生 50円(40円)
()内は20名以上の団体料金
特別展記念講演会
下記のとおり、特別展記念講演会を開催いたします。
参加をご希望の方は、受付開始日以降に、必ずお申し込みください。
(注意)事前申込みのない方の、当日参加はできません。
【歴史博物館】0745-64-1414(電話)
第1回
渡来人のしごと・くらし
日時:10月28日(土曜日)午後2時から
講師:神庭 滋(当館 学芸員)
第2回
渡来人の墓・寺口忍海古墳群
日時:11月11日(土曜日)午後2時から
講師:千賀 久(当館 特任館長)
第3回
横穴式石室と黄泉の世界
日時:11月25日(土曜日)午後2時から
講師:森本 徹氏((公財)大阪府文化財センター 主査)
第4回
橿原の古墳時代と渡来人
日時:12月9日(土曜日)午後2時から
講師:石坂 泰士氏(橿原市 文化財保存活用課 保存計画係長)
第5回
葛城の古墳時代と渡来人
日時:12月16日(土曜日)午後2時から
講師:千賀 久(当館 特任館長)
定員:200名
会場:歴史博物館2階「あかねホール」
入場:無料
開催にあたって
葛城の古墳時代を考えるときには、おもに朝鮮半島からやってきた渡来人の存在は重要な要素になります。彼らは、葛城の歴史のさまざまな場面に関わっていたとみられます。
葛城地域は、早くから外の世界との交流によって、地域の経済を豊かにしていたという歴史があります。5世紀には、葛城の有力者たちが朝鮮半島に出かけていて、その頃から新しい技術・知識をもつ人たちを、葛城の地に受け入れていました。
葛城の最初の拠点集落・南郷では、渡来人の主要な仕事・鍛冶生産の広い仕事場とその燃料を確保するために、金剛山麓を開発しました。そこに、在来系と渡来系の人たちを区別なく受け入れて、多くの技術者を集めた工業団地の形成をめざしたのです。その考え方は、あとの忍海の開発にも受け継がれています。
今回の特別展では、葛城にやってきた渡来人がどのような生活をしていたのか、そのことを集落・職場・墓地から考えます。そして、彼らを受け入れた側の事情とともに、やってきた渡来人からの視点でも考えようと思います。
おもな展示資料
- 御所市名柄遺跡 韓式系土器
- 御所市南郷遺跡群 手工業生産関連資料
- 葛城市脇田遺跡 鍛冶生産関連資料
- 葛城市寺口忍海古墳群 鍛冶具
- 橿原市南山1号墳 陶質土器
- 御所市掖上鑵子塚古墳 金銅製帯金具
- 高取町与楽イノヲク古墳群 釵子・指輪
更新日:2023年10月16日