春季企画展「竹内峠を越えて ―葛城の古道を辿る4―」
会期
令和6年5月18日(土曜日)から7月15日(月曜日・祝日)
休館日
毎週火曜日、第2・第4水曜日
観覧料
一般 200円(160円)
高校生・大学生 100円(80円)
小・中学生 50円(40円)
()内は20名以上の団体料金
企画展記念講演会
下記のとおり、企画展記念講演会を開催いたします。
参加をご希望の方は、前日までに必ずお申し込みください。
(注意)事前申込みのない方は、当日参加できません。
【歴史博物館】0745-64-1414(電話)
- 第1回
古代の物流拠点・竹内遺跡
日時:5月25日(土曜日)午後2時から
講師:神庭滋(当館 館長) - 第2回
古墳時代の當麻地域ー武力集団と百済(くだら)系渡来人ー
日時:6月15日(土曜日)午後2時から
講師:千賀久(当館 特任館長) - 第3回
竹内街道を歩くー堺から初瀬までー
日時:6月29日(土曜日)午後2時から
講師:森下惠介氏(京都橘大学 非常勤講師) - 第4回
横大路ー竹内と初瀬を結ぶ道ー
日時:7月13日(土曜日)午後2時から
講師:神庭滋(当館 館長)
定員:200名
会場:歴史博物館2階「あかねホール」
入場:無料
開催にあたって
葛城地域の歴史を考える手がかりとして、これまでにも「古道を辿る」をテーマにしてきました。今回の「葛城の古道」は、竹内峠越えの道です。
峠道を下って盆地の入り口には、縄文時代からつづく拠点集落の竹内遺跡があります。
縄文・弥生時代には、サヌカイトの道具作りの工房が営まれていたようです。そして古墳時代には、河内との交易・物流の拠点として、安定した地域経営がつづけられました。そのことを、道沿いにつくられた古墳から知ることができます。
この道は竹内集落にはいると、歴史国道・竹内街道として整備されています。
車も少なくなり、江戸時代の人びとの往来を思いうかべながら、歴史を感じることができます。道沿いの地域には、芭蕉ゆかりの「綿弓塚」と「孝女伊麻」、「大磯の虎女」などの物語が今に伝えられています。
竹内から長尾へ、そして盆地を横切る東西道路・横大路を経て、桜井の初瀬へとつづきます。この道は、初瀬街道または伊勢街道とも呼ばれていました。高田・八木・桜井などの沿線の街に、賑わいの歴史が伝えられています。道が地域の歴史をつくる、その主役はいつの時代も人びとでした。
竹内峠を越えて、それを体感する旅にお出かけください。
おもな展示資料
- 竹内遺跡:各種石器(奈良文化高等学校蔵)、打製石剣制作関連資料(本館蔵)、初期須恵器、朝鮮半島系土器、陶質土器(本館蔵)
- 一楽古墳:四獣形鏡、円筒埴輪、形象埴輪、須恵器(奈良文化高等学校蔵)
- 古殿遺跡:奈良時代の土器、土馬 など
更新日:2024年04月22日