2010年度春季企画展「染と織 -藍・木綿-」
- 会期:2010年5月1日(土曜日)から6月27日(日曜日)
- 会場:歴史博物館特別展示室
- 関連行事
下記のとおり講演会を実施いたしました。- 5月15日(土曜日)「大和もめん」講師:横山浩子氏(奈良県立民俗博物館学芸員)
- 6月12日(土曜日)「藍を想う-伝統と現在、そして未来へ-」講師:梅崎由起子氏(大和郡山市箱本館「紺屋」)
開催にあたって
今でこそ私たちは日々、洋服を着て生活するようになりましたが、かつては人々の衣服の中心は和服でした。そうした人々の衣服事情をささえたのが、木綿です。室町時代から本格的に輸入されるようになった木綿は、江戸時代以降には広く、国内で生産されるようになりました。その代表的な産地が、木綿の先進生産地帯であった大和や河内・和泉でした
本企画展では、大和・河内・和泉の三種類の木綿を取りそろえて、それぞれの特色や個性を比較したいと思います。あわせて木綿を鮮やかに染めた、染めの用具も展示し、先人たちの技術と美意識に思いをはせる場となれば幸いです。
展示構成
- 大和木綿
- 河内木綿
- 和泉木綿
- 染
- 文書
主な展示品
- 奈良県立民俗博物館所蔵大和木綿
- 河内長野市立郷土資料館所蔵河内木綿・型紙
- 大阪大谷大学博物館所蔵河内木綿
- 歴史観いずみさの寄託和泉木綿・型紙
- 箱本館「紺屋」所蔵染用具
- 五條市教育委員会所蔵型
ほか
更新日:2021年03月01日