平成25年度春季企画展「竹内街道の成立」
春季企画展『竹内街道の成立-大道を置く-』
会期
平成25年4月27日(土曜日)から平成25年6月30日(日曜日)
講演会
- 平成25年5月11日(土曜日)午後2時から
「推古天皇の道路政策」
講師:近江俊秀氏(文化庁文化財部記念物課) - 平成25年6月15日(土曜日)
「竹内街道と横大路」
講師:和田 萃氏(京都教育大学名誉教授)
(注意)上記のとおり、講演会を実施しました。
開催にあたって
『日本書紀』推古天皇二十一年(613)冬十一月条には、「難波より京に至るまでに大道を置く」という一文が登場します。この「大道」とは、現在の竹内街道であると考えられています。
今年は、この記事より数えて1,400年の記念の年にあたります。その節目の年に際し、竹内街道を取り上げ、考える機会を持ちたいと思います。
まず、『日本書紀』に記された「大道」に焦点を当て、それが成立した経緯などについて整理をおこない、関連する考古資料をとおして紹介いたします。
次に、この道が周辺地域にどのような影響を与えたのか、道を通じてどのようなモノが、どのような手段によって運ばれたのかについても、紹介したいと思います。
今回の企画展をとおして、竹内街道に対する理解を深めていただければ幸いです。
展示構成
- 京と難波を結ぶ
- モノを運ぶ
- 街道がもたらしたもの
主な展示品
- 雷丘東方遺跡 墨書土器(「小墾田」墨書土器)明日香村教育委員会
- 市場遺跡 木製扉 大和高田市教育委員会
- 下ツ道東側溝 出土遺物 橿原市教育委員会
- 竹内遺跡 出土資料(本館)
- 三ツ塚古墳群 漆塗り革袋 奈良県立橿原考古学研究所(注意:展示は、5月26日まで)
- 平林古墳 画文帯四仏四獣鏡 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
- 小立古墳 車輪 桜井市教育委員会
- 下田東遺跡 鞍 香芝市教育委員会
など
奈良県立民俗博物館 所蔵資料
本館所蔵資料
更新日:2021年03月01日