北花内の地蔵祭り

- かんのんじ
- 葛城市北花内
- 真言宗高野山金剛峯寺末寺。本尊の十一面観音立像(木造)は右手に錫杖を持つ長谷寺様式のもの。いつの頃からか、この本尊には聖武天皇ゆかりの伝説が伝えられている。
7月24日、葛城市北花内の観音寺で、地蔵祭りが行われました。中近世以来子どもの神さまとして祀られるようになった地蔵菩薩。今日では、地蔵祭りは子どものための祭りとして各地で行われています。
この日は北花内子ども会から40余名の子どもたちが参加。前庭いっぱいに敷かれたござに座って、元気よく数珠を繰りました。地蔵祭りの主役は子どもたち、少子化が深刻化している現代、子どもたちのための地域のお祭りがいつまでも続くことを願ってやみません。

地蔵堂。祠の前に提灯を飾り付けて華やかに

本堂の前庭いっぱいに広げられたゴザ

竹中住職による読経

子どもたちが入りきれないので、二重に並んで。「さあ、数珠繰りを始めましょう」

大きな声でお経を唱えながら数珠を回す。「オンカカサビサンマエイソワカ」

お供えのお下がりをもらったよ。何が入ってるのかな?

- 新庄町史より『花内の観音さま』の伝説
むかし、江州(滋賀県)高島郡三尾の白蓮花谷に十余丈の楠があり、常に瑞光を放っていた。継体天皇の御代、洪水のために流れて大津の里に漂着していたが、元正天皇の養老五年三月十八日当地花内の里に移ってきた。(中略)
天皇は夢さめて、直に道慈律師に命じて霊木を加持せしめ、仏工をして霊木で十一面観音像三体を作らしめられた。一体は長谷寺に、一体は高田の砂子寺に、一体は本寺(観音寺)に納められた。本寺の本尊がそれである。
(注意)このお話は図書館ホームページの『郷土紙芝居』に納められています。こちらも併せてご覧下さい。
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更新日:2021年03月01日