鏡やガラス玉で起こる「収れん火災」に注意

更新日:2021年03月01日

太陽光がレンズや鏡により反射または屈折して1点に集まることを収れん現象といい、その場所に可燃物があると火災に至る場合があります。

収れん火災の原因となった物は、鏡や透明な球体が多く、吸盤や車のホイール、置き時計や照明器具、除菌剤など多岐にわたり、いずれも家庭内にある身近なものばかりです。

これから空気が乾燥しやすく、太陽の高度が低くなって部屋の奥まで光が差し込む冬場を迎えるに当たり、以下の点に注意しましょう。

主な事故事例

・洗濯をしてバルコニーに干した下着、隣に干していたランチョンマットが燃えていた。バルコニーには鳥避けの鏡をつけている。

・部屋の窓際においていたスノードームに光が集まり、後ろ側においていた布製のトートバッグに穴が開いた。

・100円ショップで購入した吸盤で張り付くタイプのシルバーマークを車内後方の窓につけていたら、後部座席シート部分から煙が出て、シートにかけてあったカバーが少し燃えていた。通常車内で使われる吸盤は、レンズのように光を集めないようにするため、色つきか白か半透明の物が多いとのことだが、購入した物の吸盤は透明だった。

・隣に駐車していた車のタイヤのホイールがメタリックだったため、反射を受けてタイヤが燃えてパンクした。

アドバイス

(1)窓際や太陽光が差し込む範囲には、収れん現象が起こる可能性がある鏡やガラス玉等を置かないようにしましょう。

(2)外出する際には、カーテンを閉めて遮光しましょう。

(3)自動車やバイク、水を入れたペットボトルなど屋外にも気をつけましょう。

(4)朝夕や冬場は太陽の高度が低く、部屋の奥まで太陽光が差し込みやすいので特に注意しましょう。 

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