柿本神社のちんぽんかんぽん祭

- かきのもとじんじゃ
- 鎮座地:葛城市柿本162
- 祭神:柿本人麻呂
- 宝亀元年(770年)石見で没した柿本人麻呂の亡がらをこの地に葬り、傍らに神社を建立したのが始まりとされる。境内には柿本寺ともよばれた影現寺、人麻呂塚がある。
4月18日、柿本神社では、例祭のちんぽんかんぽん祭が営まれます。万葉の歌聖といわれた柿本人麻呂の命日に、毎年豊作を願って実施される会式です。
『ちんぽんかんぽん』。この一風変わった祭り名は、かつて会式の神事の間に打ち鳴らしていた太鼓や鉦、笛の音に由来しています。それも戦前までのことで、現在はその音を忍ぶことはできません。
午後2時から柿本寺において、住職による法要が行われ、午後3時から柿本神社の神主による神事が営まれます。

影現寺(ようげんじ)

午後2時から法要が営まれる
仏像は本尊の十一面観音と真澄像

神社には人麻呂ゆかりの三十六歌聖の歌が奉納されている

午後3時、神殿での神事が始まる

午後4時、お待ちかねの御供まき開始

「わあー、たくさん拾ったねえ」
やがて徐々に住民が集まってきて、いよいよ御供まきへとうつりますが、小学生が学校から帰ってくるのを待って4時ごろからの開始となりました。1200年もの長きにわたり、地域の人たちの優しい気遣いによって支えられているこの祭り、人麻呂さんもきっと誇らしく思っておられることでしょう。

人麻呂塚

真済の墓(?)
柿本寺と呼ばれる影現寺は、空海の高弟紀真済(きのしんぜい)の創立とされています。本堂には真済が自ら刻んだとされる真済僧正坐像が安置されています。また、寺の北側100メートルのところにある田中の塚は、真済の墓と伝えられています。
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更新日:2021年03月01日