前川佐美雄

更新日:2021年03月01日

前川佐美雄さんとは

前川佐美雄さんのモノクロの肖像写真

故・前川佐美雄 さん(明治36年2月5日生まれ)

 明治36年(1903)、新庄町(現葛城市)大字忍海に生をうけ、大正14年(1925)、東洋大学文学科を卒業。在学中より佐佐木信綱氏に師事し、昭和5年(1930)第一歌集「植物祭」を刊行、昭和9年(1934)「日本歌人」を刊行し、モダニズム短歌の旗手として歌壇に登場し、戦前・戦中・戦後を通じて日本歌壇の重鎮として活躍されました。
その作風は一貫して幻想的な浪漫主義で、大和の美を統一した世界を築き、代表作には、「白鳳」「大和」「天平雲」「金剛」「白木黒木」などがあります。これらの功績が認められ平成元年(1989)12月、日本芸術院会員に選ばれ、今後の一層の活躍が期待されていましたが、平成2年(1990)7月15日、惜しまれながら他界されました。
現在、葛城市立新庄図書館には氏関連の資料が多数、おさめられています。

新庄町名誉町民とは

 名誉町民の称号は、地方自治の振興、社会福祉の向上、産業経済の発展、学術または文化の振興、その他新庄町の発展に広く貢献し、その功績が特に顕著なもの、または町民が町の誇りとして深く尊敬するものに対して贈られます。
(昭和61年3月31日制定)
昭和61年5月3日、新庄町は、前川佐美雄氏を名誉町民として顕彰いたしました。氏は歌壇の草分けとして知られ、新芸術派運動の推進に大きく貢献されました。

前川佐美雄氏について詳しくは以下のファイルをご覧ください。

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