「ゼロカーボンシティ」を宣言しました
近年、集中豪雨や台風など、日本国内だけでなく、世界的に深刻な自然災害が顕著になってきています。こうした地球環境の問題は、遠い将来の出来事や国外の問題ではなく、身近な問題であり、早急に取り組む必要があります。
こうした状況を踏まえ、2015年に合意されたパリ協定では「産業革命前からの平均気温上昇を2℃未満とし、1.5℃に抑える努力をする」との目標が国際的に広く共有されました。
葛城市では、これから先の未来を生きる子どもたちへ豊かな地球環境を残すため、地域から世界の脱炭素化に貢献する気概を持ち、令和3年12月16日の葛城市議会定例会本会議で、「2050年までに本市の二酸化炭素排出量実質ゼロの実現に取り組む」ことを宣言しました。
ゼロカーボンシティとは
環境省では、「2050年までにCO2(二酸化炭素)を実質ゼロにすることを目指す旨を、首長自らまたは地方自治体として公表した地方自治体」をゼロカーボンシティとして国内外に発信されています。
葛城市では、実現に向けて市民の代表である市議会とともに取り組んでまいります。皆さまも身近なところからCO2を削減する取り組みにご協力ください。
実質排出量ゼロとは
人為的な発生源によるCO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスの排出量と、森林等の吸収源による除去量との間の均衡を達成することです。
CO2の排出量を減少させる一番の取り組みは、「個々の省エネ」であります。また、本市の約39%が森林であり、整備することで排出されたCO2を吸収させたり除去できると考えています。
実現に向けたこれまでの葛城市の取り組み
市ではこれまで二酸化炭素排出の排出削減のため、下記の施策などを行ってきました。今後は、CO2排出量実質ゼロを実現するために、市民の皆さまや民間事業者などオール葛城で取り組んでいくとともに、事業を発展させていきますので、皆さまのご協力をお願いいたします。
- 2016年かつらぎエコチャレンジ(6Rで燃えるゴミ10%削減)
- おひさま堆肥事業
- 新エネルギーシステム設置補助事業(太陽光発電システム、コージェネレーションシステム)
- 家庭用生ごみ処理機購入補助事業
- 再生資源集団回収助成事業
- 庁舎照明のLED化
- 紙媒体から電子化への移行(ペーパーレス化)
- 太陽光パネルやコージェネレーションシステムの導入
更新日:2021年12月27日