セアカゴケグモにご注意を!
セアカゴケグモは、強い毒を持っていますが、突かれると驚いて死んだまねをするなど、攻撃性もなくおとなしいクモです。素手で触らない限り特に咬まれることはありません。
国内では、平成7年11月に大阪府高石市内で初めて発見されましたが、現在では、奈良県内でもあちこちで生息が確認されています。葛城市でも、葛城市霊苑や各地の墓地、市内各地の公園の側溝等で、数多く発見されています。
県保健所や市から駆除にはいきません。各所有地の管理者が駆除を行ってください。
体の特徴

雌
成体のメスは、約10~15ミリメートル(脚を含まない)で、全体的に黒色または濃い褐色です。
特に腹部の背面に赤色の帯状の模様があるのが特徴です。

雄
成体のオスは、約3~5ミリメートルで、腹部は、白色を基調として2本の黒い縦縞があります。
オスによる咬傷事例は、無いとされています。
生息場所
- 日当たりが良く、暖かいところ
- 昆虫や小動物などの餌が豊富にあるところ
- 巣を張る適当なすき間があるところ
例えば
- 屋外のブロックや、植木鉢、プランターの底
- エアコン室外機などの機器と壁のすき間
- 公園の側溝の内部や、その網の蓋のすき間
- 墓石のすき間 など
見かけたら
素手で触らない。
駆除する(踏みつぶす、殺虫剤をかける)
咬まれたら
咬まれた時は、針で刺されたような痛みを感じ、その後、咬まれたまわりが腫れ、熱くなり、時間の経過とともに全身に広がります。
悪化すると四肢の痛みや腹痛、けいれんなどが現れることもありますので、病院で治療を受けることが必要です。(出来れば病院に、咬まれたクモを持参してください。適切な治療につながります。)
- 傷口を流水で洗い、幹部をひやしながら、直ちに病院で適切な処置を行ってください。
対策
- 外で作業をする時は、手袋をしましょう。
- 不用意に側溝等のすき間に手を入れないようにしましょう。
- クモの生息しそうな場所は、こまめに清掃したり、整理整頓したりして、クモの住みにくい環境を作りをしましょう。
更新日:2021年03月01日