2007年度春季企画展「ここは葛城、江戸時代」

- 会期:2007年4月26日(土曜日)から6月24日(日曜日)
- 会場:歴史博物館特別展示室
- 関連行事
2007年度「葛城学へのいざない」第2回、第3回において、企画展テーマにあわせた講師をお招きして講演会をおこないました。
開催にあたって
江戸時代の葛城地域は、「まさしく土地の栄といふべし」という言葉が『西国名所図会』に記されるほど繁栄を誇っていました。
おもに木綿などの産業を土台として栄えており、大和国内外で名をとどろかすほどでした。その地域の中心である御所、新庄、高田は、桑山氏一族によって江戸時代初頭につくられ成立しました。これらの都市は、今なお葛城地域の中心であり続けています。
葛城市北部に目を向ければ、當麻寺を中心とする門前町もまた、参詣客がたくさん訪れ、現在に至るまで活況を呈していました。やがて幕末になると、これらの地域の豊かさは、葛城地域をこえて全国的な交流・流通に一役を買うほどに成長を遂げていきました。
本企画展では、葛城の産業・都市を通じて、江戸時代における葛城地域の豊かさを再確認する場としたいと思います。
展示構成
- 葛城の三都と門前町
- 葛城のなりわい
- 葛城地域の広がり
主な展示品
- 和州當麻寺絵図面(當麻寺西南院蔵)、高田絵図(高田郷土文庫)
- 大和国葛下郡高田村御検地帳(村井三郎氏蔵)
- 御検地帳絵図、早稲御検地見ニ付絵図(中井陽一氏蔵)
- 真継珍弘朱印状(小原龍雄氏蔵・香芝市二上山博物館寄託)
ほか
更新日:2021年03月01日