第17回特別展「葛城古寺探訪」

更新日:2021年03月01日

紅葉の向こうに寺院が見えている風景の写真と古代寺跡写真が載った第17回特別展「葛城古寺探訪-二上・葛城・金剛山麓の古代寺院-」のポスター

会期

平成28年9月17日(土曜日)から11月27日(日曜日)

休館日

毎週火曜日、第2・4水曜日

観覧料

一般 200円(20名以上の団体料金:160円)、高校・大学生 100円(20名以上の団体料金:80円)、小・中学生 50円(20名以上の団体料金:40円)

その他

(注意)その他、歴史博物館については、下記のリンクをご覧ください。

記念講演会

9月24日(土曜日)午後2時から

「飛鳥時代の古墳と仏教文化」
講師:千賀 久(当館館長)

10月22日(土曜日)午後2時から

「葛城の古代寺院」
講師:神庭 滋(当館学芸員)

11月5日(土曜日)午後2時から

「瓦から読みとく葛城の古代寺院」
講師:清水昭博氏(帝塚山大学教授)

備考

  • 会場:歴史博物館2階「あかねホール」
  • 定員:200名(要申し込み:電話番号 0745-64-1414)
  • 入場:無料

開催にあたって

 葛城地域には、数多くの古代寺院がつくられています。
 二上山麓には、この地域でもっとも古い瓦が出土した只塚廃寺や、現在も営みを続ける石光寺、當麻寺、長六角堂という特異な建物のある加守廃寺があり、特徴的な様相を見せています。
 葛城・金剛山麓に目を移せば、県内で4ヵ所の出土に限られる鬼面文軒丸瓦をもつ地光寺跡や、多種多様な塼仏が出土した二光寺廃寺があります。
 また、葛城地域東南部の巨勢谷には、特徴的な軒瓦を使用し、地域を代表する伽藍を展開させた巨勢寺跡があります。
 これらの寺院は、この地域が比較的早くから仏教文化を受容していたことをしめすと同時に、寺院の造営を支えた豪族の存在を想起させます。
 本展覧会では、葛城地域の古代寺院を紹介するなかで、仏教伝来から間もないころの地域の様相を考えていきたいと思います。あわせて、まとまりをみせる小地域を比較し、それぞれの個性、あるいは共通点を見出していきたいと思います。

展示構成

  1. 仏教の伝来
  2. 葛城地域の古代寺院
  3. 葛城古寺探訪

主な展示品

  • 只塚廃寺 石仏仏頭(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵)
  • 石光寺 単弁八弁蓮華文軒丸瓦(石光寺蔵)
  • 地光寺跡 鬼面文軒丸瓦(天理大学附属天理参考館蔵)
  • 朝鮮半島出土の鬼面文軒丸瓦(帝塚山大学附属博物館蔵)

ほか

この記事に関するお問い合わせ先

歴史博物館
奈良県葛城市忍海250番地1
電話番号:0745-64-1414
ファクス番号:0745-62-1661

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