第21回特別展「飯豊皇女と忍海」

更新日:2021年03月01日

青空の下、緑に囲まれた古墳の風景写真を背景にした第21回特別展「飯豊皇女(いいどよのひめみこ)と忍海(おしぬみ)-古墳時代に活躍した女性-」のポスター

会期

令和2年 10月31日(土曜日)から12月13日(日曜日

休館日

毎週火曜日、第2・4水曜日

観覧料

一般 200円(20名以上の団体料金:160円)、高校・大学生 100円(20名以上の団体料金:80円)、小・中学生 50円(20名以上の団体料金:40円)

その他

(注意)その他、歴史博物館については、下記のリンクをご覧ください。

記念講演会(定員に達したため、募集は終了しました。)

10月31日(土曜日)

「飯豊皇女と葛城県・忍海評」
講師:平林章仁氏(元龍谷大学教授・博士(文学))
申込受付開始:10月1日 午前9時から
(注意)10月31日分は、定員に達しました。

11月14日(土曜日)【募集終了しました】

「飯豊皇女と忍海」
講師:神庭 滋(葛城市歴史博物館 館長補佐)
(注意)11月14日分は、定員に達しました。

11 月21日(土曜日)【募集終了しました】

「古墳時代に活躍した女性」
講師:千賀 久(葛城市歴史博物館 特任館長)
(注意)11月21日分は、定員に達しました。
申込受付開始:11月1日 午前9時から

  • 会場:歴史博物館2階「あかねホール」
  • 定員:90名(申込必須・申込がない場合、当日参加はできません。
  • 入場:無料
  • 申込先:葛城市歴史博物館 電話番号:0745-64-1414

備考

  • 新型コロナウィルス感染拡大防止のための措置にご協力ください。
  • 状況によっては、講演会の開催を中止させていただく場合があります。

開催にあたって

 『古事記』・『日本書紀』には、5世紀後半ごろに活躍した葛城地域出身の女性がいたことが記されています。その名を飯豊皇女と言います。
履中天皇、またはその皇子を父とし、葛城氏出身の媛を母として生まれた飯豊皇女は、忍海部女王とも称されました。その名のとおり、彼女は忍海の地で養育されたのです。成長して、清寧天皇のあと忍海高木角刺宮で、政務を執ったと伝えられています。次の顕宗天皇までの短期間ながら、王権を代行しうる立場にあったのです。そして、その年のうちに亡くなり、葛城埴口丘陵に葬られました。
博物館の南に、宮の伝承地・角刺神社(葛城市忍海)があります。墓は、北花内大塚古墳(葛城市北花内)のことと伝えられています。
屋根に鹿の角を刺した宮に、フクロウを意味する名前の飯豊皇女は、呪術的な巫女王的な性格が考えられています。
 彼女が暮らした忍海地域は、渡来系集団の優れた技術によって、経済基盤が確立できていました。そのような忍海の経済力にささえられた、飯豊皇女の立ち位置・役割について考えます。そして、彼女と同じ頃に活躍した女性を葬る古墳を例にあげて、当時の女性の果たした役割についても検証します。

取り扱う古墳と展示品(抜粋)

  • 葛城市 北花内大塚古墳 円筒埴輪片(本館蔵)
  • 橿原市 新沢千塚126号墳 出土復元品(橿原市教育委員会蔵)
  • 柏原市 高井田山古墳 出土品(柏原市立歴史資料館蔵)
  • 桜井市 稲荷西2号墳 出土品(桜井市教育委員会蔵)
  • 河合町 貝吹黄金山古墳 巫女形埴輪(天理大学附属天理参考館蔵)
  • 高槻市 今城塚古墳 巫女形埴輪関連資料(高槻市立今城塚古代歴史館蔵)
  • 天理市 荒蒔古墳 出土埴輪(天理市教育委員会蔵)

ほか

この記事に関するお問い合わせ先

歴史博物館
奈良県葛城市忍海250番地1
電話番号:0745-64-1414
ファクス番号:0745-62-1661

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